季節と同じ速さで
作詞:長井理佳
作曲:森山至貴
編成:混声三部合唱
拍子:4分の4拍子
調:ハ長調
テンポ・長さ:♩=88、85小節、約3分54秒(計算値)
JASRAC作品コード:258-5320-1
© 2020 by ONGAKU NO TOMO SHA CORP., Tokyo, Japan.
混声三部合唱
『教育音楽 中学・高校版』2020年10月号にて発表。
[楽譜]
以下のページより出版社にお問い合わせください。
音楽之友社 オンデマンド問い合わせフォーム
歌詞
目をさました
うちにひとりだった
小鳥が歌ってた
遠いチャイムが
時を告げていた
みんな迷わずに歩いてるようで
自分一人だけ 途方に暮れて
まわり道しかなかった あの日から
ただ 季節と同じ速さで
息をしてきた
でこぼこ道の 水たまりには
空が映って 輝いている
ヒバリはひとり 野原に立って
生きてる今を 歌い続ける
にぎりしめてた種を
心の土にうめよう
もう春だから
きっと 芽を出す
何もかもが
ちゃんと動いている
時計は止まっても
遠いどこかで
朝は目ざめてる
自分らしさとか 志だとか
そんな簡単に みつからなくて
立ち止まるしかなかった あの日から
ただ 季節と同じ速さで
息をしてきた
知らない街で 見上げる空は
やけに青くて 新しかった
たとえ言葉に ならなくたって
今感じてる 世界がすべて
ふるえるような勇気
このまま胸に抱いて
もう春だから
きっと 芽を出す
コメント